チュートリアルを使いこなそう!【Scratch2.0】
Scratch2.0では、初めてプログラミングに挑戦する人が勉強しやすいようにScratch2.0で作品を作るためのチュートリアル付きのプロジェクトがあらかじめ用意されています。
チュートリアル付きのプロジェクトでは、スクリプトエリアの右側に専用の画面が表示されるため、初めての方でも画面に従ってスプライトを配置したり、スクリプトを組むだけで目的のアニメーションやゲームを作成することができるようになっています。専用の画面は画像つきで説明が記載されているため、はじめてのプログラミングに最適です。
このページでは用意されているチュートリアルと学べる内容を簡単に説明します。実際にチュートリアルを元に作成したプロジェクトも合わせて掲載していますので試してみてください。
チュートリアルの使い方
早速チュートリアルを見てみましょう。
まずはScratch2.0(https://scratch.mit.edu/)にアクセスします。TOPページにアクセスすると上部ツールバーに”ヒント“というリンクがありますのでクリックしましょう。上記画像のような「さあ、始めましょう」というタイトルのページに遷移します。
現在、スクラッチでは11のチュートリアル付きプロジェクトが用意されています。
名前を動かそう
「名前を動かそう」は、自分のイニシャル文字のスプライトに対してスクリプトを追加してモーションを与えていきます。色を変える、文字を大きくするなどの基本的な動作を試すことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
キャラクターを飛ばそう
スクラッチキャットを飛ばすアニメーションを作成します。背景となるビルや雲を右から左に動かすことによって相対的にスクラッチキャットが飛んでいるように見せることができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
音楽を作ろう
キーボードを使って楽器を演奏させるアニメーションを作ります。キーボードを使ったプログラミングや音の切り替え方を学びます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
ゴールまで競争しよう
2つのスプライトを使って競争するゲームを作ります。1つのスプライト(猫)はコンピューターが自動っで走らせてくれるので犬を操作して競争させます。キーボード操作やスプライト同士が接触した時の処理について学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
かくれんぼ
見えたり隠れたりするキャラを使ってかくれんぼゲームを作ります。スプライトの表示・非表示や変数(スコア)の使い方、乱数の使い方を学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
着せ替え遊び
キャラクターの服やズボンを着せ替えて遊ぼう。複数のスプライトの使い方や色の変化、コスチュームの変化について学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
物語を作ろう
スクラッチを使ってアニメーションを制作しよう。キャラクターのコスチュームや背景を使って場面を作り、場面の切り替えでオリジナルのアニメーションが作成できます。背景の切り替え、メッセージの使い方などを学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
ピンポンゲーム
パドルをマウスで操作してボールを跳ね返すゲームを制作します。スプライト同士の連携や変数の使い方を学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
※チュートリアルのピンポンゲームはY軸に対してもマウスを追いかけるため、ゲーム性としてイマイチです。Scratchカードを参考に作成したピンポンゲームの方がおすすめです。
さあ、踊ろう
スプライトを踊らせよう。スタートすると音楽とともにキャラクターが踊りだします。背景の変更や新しいスプライトの作り方について学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
キャッチゲーム
ボウルを動かして落ちてくるリンゴをキャッチしよう。キーボードの右矢印でボウルが右に移動、左矢印でボウルが左に移動します。キーボード操作やスコアを管理する変数について学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
バーチャルペット
スクラッチを使って猿のペットを作ります。餌や飲み物を与えたり、ドラムやトランポリンで遊ばせることができます。複数のスプライトやメッセージの扱いについて学ぶことができます。
実際にチュートリアルを参考に作ってみた作品はこちら(※細部は違う可能性があります。)
おすすめ
さてスクラッチで用意されている11個のチュートリアルを紹介しました。
時間があるのでしたら、この全てを1度試してみるとスクラッチでどのようにプロジェクトを作っていくのか詳しく学ぶことができます。
しかし、チュートリアルは重複する内容も多くなっています。このため、時間のない場合はいくつかのチュートリアルを試すことで効率的に学ぶことができます。おすすめなのは以下のチュートリアルです。
ピンポンゲーム
着せ替え遊び
バーチャルペット
この3つのチュートリアルをこなすことによって、スクラッチの基礎的な使い方は学ぶことができるでしょう。ぜひ、試してみてください。