背景の設定方法と使い方【Scratch2.0】
ステージに背景を設定する方法について紹介します。
Scratchでは、あらかじめ複数の背景画像が用意されています。また、オリジナルの背景画像を用意して使用することもできます。スプライトをスクリプトで動かすだけでもプログラミング学習にはなりますが、何かこだわったゲームやアニメーションを作ってみるには背景は必須。ぜひ覚えておきましょう。
Scratchの背景設定
Scratchの背景設定は、スプライトリストの右側にある項目から設定することができます。
項目としては、左から「ライブラリーから背景を選択」、「新しい背景を描く」、「ファイルから新しい背景をアップロード」、「カメラから新しい背景を作る」になります。
この中からまずは「ライブラリーから背景を選択」して使う方法を覚えましょう。
ライブラリーから背景を選択
スプライトエリアの「ライブラリーから背景を選択」をクリックすると、Scratchであらかじめ用意されている背景画像をステージに設定することができます。背景画像は103個用意されており、写真のような画像からポップな画像まで様々な種類があります。
使い方はまず「ライブラリーから背景を選択」をクリックします。
クリックするとポップアップに画像が表示されるため、使いたい画像を選択してOKボタンをクリックします。
今回は試しでBlue skyを設定してみました。下記の画像のようにスプライトエリアに背景として追加されている他、ステージにも選択した背景が反映されてスプライトの後ろ側に表示されます。
背景は1つのスプライトと類似した扱いになります。スプライトではコスチュームとして1つのスプライトが複数の画像を保持できたように、背景も1つの背景で複数の画像を保持することができます。
このように1つの背景が複数の背景を保持している形となっており、切り替えて使うことができます。アニメーションを作るときなどにメッセージ機能と合わせて場面の変化で背景を変える、といった使い方ができます。
背景にもスクリプトを記述可能!
先ほど述べた通り、背景は1つのスプライトと類似しています。これは背景(コスチューム)を複数保持できるというだけではなく、スクリプトを記述できるという点もあります。
ただし、背景とスプライトで全く同じブロックが使えるというわけではありません。例えば、動きパレットに関しては背景では使うことができません。背景が動いたり小さくなったりしては背景としての意味がないからです。
例えば”スタート時は白背景、スペースを押したら背景をつける”といったようにアクションで背景を変えるようなスクリプトを組むことができます。
応用していくと、例えば以前に作った順位予想ゲームではスタートからゴールするまではコースの背景にして、誰かがゴールしたら背景を表彰台の画像に切り替える、といったことができます。他にもRPGのマップの切り替えやレーシングゲームでのステージ切り替えなど、背景を変更したいタイミングは様々にあります。
スクリプトの書き方を覚えたら次は背景の効率的な使い方についても色々と試してみましょう。